漫画レビュー

漫画「ニセコイ」レビュー・評価・感想|オチが賛否両論?

ニセコイ
※記事内に商品プロモーション・広告PRを含む場合があります。

(C)古味直志/集英社

タイトル ニセコイ
みんなの評価
3.3
3.3 rating

★525%
★425%
★325%
★20%
★125%

みんなのレビュー
1.0 rating

priligy cost And I did not wonder if I was pregnant

5.0 rating

最終巻てしねます

3.0 rating

buy viagra in uk online vviagra sample viagra sale uk

4.0 rating

懐かしいです。ジャンプでよく読んでました

評価する







ニセコイ(漫画)のレビュー・評価

総合評価 72点
ストーリー ★★★☆☆
キャラ/世界観 ★★★★☆
作画 ★★★★★

週刊少年ジャンプで連載していた、人気の王道ラブコメディ漫画です。

絵もうまく、キャラも可愛いので、正直いって序盤はめちゃくちゃ面白かったです。

ただ個人的に納得いかないのが大事なオチ(結末)の部分です。

ここからネタバレ↓

ラブコメのオチといえば、「やはり主人公が誰とくっつくのか?」が大事ですよね。

最終話が近くなり、誰とどういう風にくっつくか次第で、名作になるか凡作になるか…と考えていました。

そしてオチが近づき、相手はやはり千棘が濃厚。そのまんまの流れでくっついてしまいました。

よくあるパターンなんですよね⋯主人公の「心変わりEND」。

一条楽に誰を選んで欲しかったか

個人的に千棘はないなぁと思ってました。

好みもあるのかもしれませんが、こう⋯他のヒロインから突出できるほどの何かがあるとは思えなかった。

最終回をジャンプで読み、千棘に決まった瞬間に単行本をぜんぶ古本市場で売ったくらいです(作者さんすみません)。

やはり千棘エンドに納得いかなかった理由としては、この作品って他のヒロインが強すぎなんですよ。

まず期待してたのは、当初の恋心のままで小野寺さんを選ぶエンド。この小野寺小咲というヒロインですが、欠点がほとんどない。あえて欠点をあげるなら、さっさと一条楽にアタックしろっていう積極性のなさだったとは思うんですが、それでもるりちゃんの力添えもあって、それなりに頑張ってました。報われて欲しかった。

あともう一人、熱狂的なファンもいた橘万里花(マリー)さん。このヒロインもかなり強い。許嫁・積極性・一途・お嬢様・病弱・はんなり・九州弁などと言った要素を持っている。一条楽のことを好きすぎて、「楽と千棘を見ている万里花」を見ているこちらも胸が苦しい。報われて欲しかった。

この二人のどちらかと上手い具合にくっついていれば、名作だったと思う。大概の読者も、「このヒロインなら仕方ない⋯祝福しよう!」と思ったのではないだろうか。

他にも、個人的に最も推したかったのは小野寺春ちゃんを選ぶエンド。小野寺小咲の妹で、後半に出てきたにも関わらずかなりの強さだった。後輩キャラ・ツンデレ・ドジっ子・子供っぽい・和菓子への情熱などの要素があり、一条楽とも趣味が合う。

多くの読者の予想を裏切り、まさかの春ちゃんを選ぶ結末があれば個人的には神作だった。それくらいのスペックはあったと思う。(実際にアニメ2期のOPは春ちゃんがメインを飾ったくらい)

いちご100%とニセコイの比較

同じジャンプの恋愛漫画で、いちご100%という名作がある。

※ここからいちご100%のネタバレもあり↓

この作品も、やはり最後に誰とくっつくかが重要な部分だったと思う。

主人公の真中が選んだのは、メインヒロインっぽかった東城綾ではなく、西野つかさだった。これは凄い良かったと思う。読者の印象では、やはり初めの出会いのシーンからして東城綾がメインヒロインだった。

しかしあえての西野さんと最後結ばれる。ここに行きつくまでの展開も、読者を納得させるに足る内容だった。東城綾は要素はあれど、行動面において西野つかさが勝っていたわけだ。

ニセコイは、とにかく最強ヒロインの良いところをガンガン出しており、行動面においても小野寺さんも橘万里花もかなり頑張っていた。それと比べ、一条楽への恋心に気づいたばかりという千棘と(当初の予定通りに?)結ばせとくか⋯といったストーリーの強引さが感じられたところが大きなマイナス。

それでも序盤、中盤とキャラは立ってて内容もかなり面白かったです。オチしだいで神作レベルの漫画だっただけに惜しい。賛否両論あるんでしょうけどね。