フリーゲーム「ドラえもんのび太のバイオハザード」(のびハザ)のレビュー・評価についてお伝えします。
「ドラえもんのび太のバイオハザード」を未プレイの方は、ぜひ参考にしてみてください。プレイ済みの方は、記事末尾のレビュー欄にて評価をしていただければ幸いです。
目次
フリーゲーム「ドラえもんのび太のバイオハザード(のびハザ)」レビュー
評価 | 94点 |
シナリオ | ★★★★★ |
音楽 | ★★☆☆☆ |
作画 | ★★★☆☆ |
演出 | ★★★★★ |
システム | ★★★★★ |
やりこみ | ★★★☆☆ |
2005年公開のフリーゲーム。消えた伝説のゲームである「のびハザ」。もちろん公式ではなく二次創作のゲームです。
正式なゲームタイトルは『ドラえもん のび太のBIOHAZARD(バイオハザード)』といい、かの有名な「ドラえもん」と「BIOHAZARD」を組み合わせた作品です。
かつてニコニコ動画内にて、有名な実況主に実況もされたことで大ブームを引き起こしました。
練られたストーリーと、オリジナルキャラである緑川聖奈さんの人気も凄く、多くのファンが虜になりました。
のびハザ1が有名になってから、有志によって実にたくさんの派生作品も生まれ、面白いストーリーのゲームがたくさんあったのですが⋯⋯。
著作権の問題で、2018年に一斉消去が行われました。その徹底ぶりはすさまじく、実況動画に至るまで全てです。名作だけに惜しいですが、こればっかりは仕方ないですね。
RPGツクール製とは思えないクオリティの高さと、ストーリーの良さで話題になりました。正直、めちゃくちゃ面白いです。
のびハザダウンロードからの歴史
のびハザ1が最初に公開されたのは2005年です。
その後の10年間は数々のリメイクが生まれ、「無理のないバイオ版」や「AnotherEdition版」「G版」などが登場しました。
【主なのびハザリメイク】 EasyType版(2007年7月2日) DeathMode版(2007年9月15日) 無理のないバイオ?(2008年2月2日) 無理のないバイオⅡ?(2008年2月24日) 無理のないバイオⅢ?(2008年4月25日) キルハウス編(2008年05月25日) 無理のないバイオⅣ?(2008年8月9日) AnotherEdition版(2008年9月4日) Nobihazaβ版(2008年11月24日) ハイレベル版(2009年4月19日) VX本家リメイク版(2009年6月26日) 新訳のびハザ(2009年8月7日) 本家リマスター版(2009年12月12日) ソード低難易度版(2010年8月24日) のびハザG版(2010年9月15日) ソード高難易度版(2010年9月29日) Arrange mode版(2011年5月5日) のびハザGⅡ版(2011年8月20日) 最終闘版(2011年11月05日) 迷宮大消毒(2012年6月9日) Insanity Destiny版(2012年8月17日) EscapeIsland版(2012年9月8日) いんぽっしぶる版(2012年11月18日) Left 3 Dead(2013年04月17日) OUTBREAK版(2016年5月23日) デマオンの逆襲(2017年12月25日) The Dawn版(2018年1月1日) |
そうして多くのファンに愛される中、2015年、本家のびハザ2が公開されました。
消息不明だった作者によるいきなりの続編に、ニコニコ動画におけるファンはお祭り状態でした。
しかしながら、突然の一斉削除が始まったのが、今年の2018年。かなりの徹底ぶりで、ニコニコにもyoutubeにも何一つ実況動画が残らず、ゲームの公開も終了してしまいました。
初代のびハザの公開から約13年後のことです。
消された理由としては「ドラえもんの著作権を持つ小学館の申し立てがあったのではないか?」ともっぱらの噂になっています。
二次創作は、作者の許可を取っていないのであれば本来自由にしていいものでないことなのは確かです。
のびハザのファンとして残念ではあるのですが、仕方が無いこととして受け入れるべきでしょう。
のびハザオリジナルキャラ「緑川聖菜」
のびハザは魅力的なオリジナルキャラの登場も多くありました。
特にヒロインである緑川聖奈さんはファンも非常に多いです。
のび太達とは別に、偶然街を離れていて無事だった生存者。
のび太達が通う小学校の生徒会長であり、テニス部の部長。
生徒会長や部長という肩書から察するに、おそらくは小学6年生だと思われる。性格は真面目で礼儀正しく、人当たりもいい。
部活での経験からか、応急手当のスキルがあり、安雄救出イベント後に彼女を待機させた場合、3回だけ手当をしてもらえる(この場合全回復)。
またバイオゲラス戦で猛毒に冒された場合、一時的に操作キャラが聖奈に交代し、のび太の為に血清を探しにいくイベントがある。
この際、TPを10消費してスキルの応急手当てを使うことで、自身に応急手当が可能(この場合は止血効果及びHP35回復)。
なお聖奈交代イベントの際、聖奈が死亡してもゲームオーバーにはならず、のび太が自分で血清を探しに行く展開となる。
ただしブレインディモスの組み付き攻撃中に聖奈が死亡した場合フリーズするバグがあり、こうなってしまうとやり直しを余儀なくされる。
<のび太のBIOHAZARD まとめサイト跡地より>原作には登場しないゲームオリジナルキャラクター。
のび太たちの通う小学校の生徒会長にしてテニスクラブの部長。ゾンビからの生存者の一人で、序盤から登場する。優しく頭も良い美少女で、誰に対しても礼儀正しい。派生作品によって立ち位置や設定が若干異なり、敵として登場することもあるが基本的にのび太たちの味方である。
バイオハザードのキャラクターで言うところのレベッカ・チェンバースのようなポジションで、医療技術も少し学んでいる。
『ドラえもんのび太のBIOHAZARD』とその派生作品において、本ヒロインのしずかちゃんの扱いが特殊であることもあり、彼女を押しのけて事実上のヒロインとなっている。ファンの間での人気も高い。
<ピクシブ百科事典「緑川聖奈」とはより>
のびハザ1からの主要キャラであり、のび太達とは別に、偶然街を離れていて無事だった生存者です。
のび太達が通う小学校の生徒会長であり、テニス部の部長。ヒロインなので、原作でのしずかちゃんポジションになります。
のびハザ2ではお風呂シーンもありました。
性格は真面目で礼儀正しく、容姿も可愛い。その活躍ぶりからも多くのファンに慕われていました。
他にもオリジナルキャラは大勢おり、ドラえもんの世界だけにとどまらないオリジナルな世界観が入り混じってのサバイバルが楽しめるゲームでした。
のびハザ再配布・ダウンロードはあるか
ダウンロードは現在、どのサイトでもできないようです。やはり異議申し立てが入るのかもしれません⋯(探せばあるかもしれませんが。)
仕方ないこととはいえ、頑張って作った作者様のことを考えるといたたまれない気持ちにはなります。
特にのびハザ本家2のラストシーンからは、作者がドラえもんという作品を好きなことがとてもよく伝わってきました。
1は奇想天外なストーリーで終わっていましたが(ドラえもんやしずかちゃんが悪役)、2では全ての謎が明かされ、ドラえもんの世界観の中であり得なくはないストーリーとして綺麗にまとまっていました。
それだけに、今回の件は個人的に非常にショックなできごとでもあります。
確かに二次創作が違法であり削除は仕方ないと理解しながらも、「あのような感動的な作品が失われるのは惜しい…」というのが本音です。
できることなら、限りなく近いリメイクが出るなどして、もう一度あの感動を味わいたいものですね。
特に聖菜さん主人公のバイオハザード風ゲームなど出て欲しいです。
↓のびハザのスクショによる解説動画はこちら↓
のびハザのレビューは以下になります。
タイトル | ドラえもんのび太のBIOHAZARD(のびハザ) |
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びびった ナイス! 小学館著作権消してくれ(笑) wwww w |
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